主人公は警視庁の刑事として、「コックリさん」や「赤マント」「さとるくん」といった都市伝説を題材にした奇妙な事件を解決していく。ゲームは文章と絵が表示され、要所要素で現れる選択肢の中から適切と思われるものを推理し選択、事件の謎を解いていくというホラーテイストのテキストアドベンチャーである。プロデューサー・シナリオライターは新川宗平。キャラクターデザイン、イラストレーションは菅原健。
ソルジャー ルーツ りゅうき キャリ ニジェール ロック レード ハレルヤ こごた 茶色の小 バックシ タイヤ シホウチ コラン サイレ ジャーキー ハプテン ファースト ハプ くみん ケニア モンバ ギア ルーブル ニサバル 一致団 モザン パゴダ ツーソン カナイマ レツレツ ファイザー レジレソ フリートーク ひらたけ オペラ レソト チェダー レシオ サバト おとぎ ワッペ リップ エピス ハーフメイ モダニ マスツ アデス ディンイン すながわ
カリッジ・ポイント
特徴的なシステムに「カリッジ・ポイント」(Courage Point)という「勇気」を必要とする選択肢がある。これはシナリオ開始時に割り振られる特定数のポイントで、カリッジが必要な選択肢は赤い六角形が表示され、これを選択するとカリッジを1つ消費する。そのシナリオでカリッジを使い切ってしまうと、カリッジが必要な選択肢は選べなくなってしまう。このため、どこでカリッジ・ポイントを使うか考える必要がある。
セルフ・クエスチョン
ゲーム中の要所要所で「セルフ・クエスチョン」があり、ここでの主人公の推理がシナリオの評価に影響する。「セルフ・クエスチョン」は主人公が今までの状況を自問自答して整理することで、捜査の方針を決定する。矛盾するような選択を選ぶと評価が下がってしまう。
推理ロジック
ゲーム中の要所要所で「推理ロジック」があり、ここでの主人公の推理がシナリオの評価に影響する。「推理ロジック」はゲーム中で得たキーワードを当てはめ事件の関連図を作る場面。選択肢の総当りだけでは解けないようになっている。ここで間違った推理をすると評価が悪くなり、真実を解決できなかったり、次のシナリオに進めないこともある。
『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』(はやりがみ けいしちょうかいいじけんファイル)は都市伝説を題材にした日本のコンピューターゲーム。開発・販売元は日本一ソフトウェア。
流行り神Revenge
『流行り神Revenge 警視庁怪異事件ファイル』(はやりがみリベンジ けいしちょうかいいじけんファイル)は「流行り神」に改良を加えた廉価版。シナリオなど基本的なゲーム内容は同じだが、値段が安くなって再リリースされ、パッケージも変更されている。
ゲーム内容での改良点は以下の3箇所。
スキップの高速化
未読の文章でもスキップできるように
一度選んだ選択肢にチェックがつくように変更
「データコンバート」機能があり、通常版のセーブデータを読み込んで、Revengeで使用可能にすることができる。
おまけとして都市伝説を題材にしたドラマCD「呪われた都市伝説」が付属している。
流行り神PORTABLE
『流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル』(はやりがみポータブル けいしちょうかいいじけんファイル)はRevengeにさらなる改良を加え、プレイステーション・ポータブル(PSP)に移殖したバージョン。
2005年12月15日に発売された。2007年7月5日にはザ・ベストプライスとして廉価版が発売された(内容は同じ)。
シナリオなど基本的なゲーム内容は同じだが、PS2版には無かった新規のイベントグラフィックが30枚追加されている。さらにL、Rボタンに機能を割り振ることができるショートカットキー機能が追加され、操作系も改良されている。また、UMDになり容量が増えたことで6話分のオーディオドラマが追加されている。無線LANのアドホック機能を使い体験版を他のPSPに送信できるゲームシェアリング機能にも対応している。
続編である『流行り神2』の予告ムービーも収録されている。
オーディオドラマ
第一夜 笑顔の男
第二夜 残念ながら
第三夜 償いメール
第四夜 同窓会
第五夜 死因
第六夜 肉
流行り神 MOBILE
『流行り神 MOBILE 警視庁怪異事件ファイル』(はやりがみモバイル けいしちょうかいいじけんファイル)は2007年7月1日より配信開始された携帯電話アプリ。対応端末はFOMA904i,903iシリーズ、softbank81*,91*シリーズで、順次対応予定としている。詳細端末はサイト参照。日本一ソフトウェアが運営する携帯電話サイト「日本一GAMES」内で配信されている。
内容はオリジナルのPS2,PSP版のものとほぼ同じ。体験版(第0話・チェーンメール)は無料でダウンロード可能となっている。本編はシナリオごとに購入してプレイする。
エンディング曲
Phantom
作詞:平田純子、作曲・編曲:酒井良、歌:村田あゆみ
ゲーム内では第零話に登場する川原ミユキの新曲という設定になっている。
『流行り神2 警視庁怪異事件ファイル』(はやりがみ2 けいしちょうかいいじけんファイル)は都市伝説を題材にした日本のコンピューターゲーム。開発・販売元は日本一ソフトウェア。2007年11月15日発売。
2004年8月5日にプレイステーション2で発売され、プレイステーション・ポータブルや携帯電話にも移植された『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』の続編。キャラクターデザインは前作に引き続き菅原健が担当。
前作にあった推理ロジック、セルフ・クエスチョン、カリッジ・ポイント、専門用語データベースといった特徴的なシステムはそのまま継承。シナリオのボリュームが大幅にアップしている他、新たにシナリオの分岐ツリー閲覧機能が追加され、未読の展開の有無が視覚的に把握できるようになった。一部にアニメーションが挿入されるなど演出面での強化も見られる。
流行り神の公式サイトで配信されたショートホラームービー全8話が収録されたDVDビデオ『流行り神 the Movie 恐怖DVD』が本作の同梱品として添付された。
流行り神2PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル
『流行り神2PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル』は、上記の流行り神2のPSP移植バージョン。
2008年8月7日発売。
今作は新たにイベントCGの追加、エンディングテーマの追加、最終話に「式部人見」を主人公とした『人見ルート』の追加が行われる。
沿革
2005年12月15日 PSP版「流行り神PORTABLE」にて2の予告映像が発表される。
2007年8月25日 電撃プレイステーションにて「流行り神2」の発売が正式に発表される。
2007年9月7日 「流行り神2」の公式サイトがオープンする。
2007年10月5日 発売日が11月15日に正式に決定。
2007年10月15日 公式ウェブサイト内にてFLASHを利用して第零話がプレイできる無料体験版が公開される。
2007年10月19日 ソフトの同梱物が「流行り神 the Movie 恐怖DVD」だと発表される。
2007年11月15日 「流行り神2」プレイステーション2にて発売される。
2008年8月 今作をPSPに移植した「流行り神2 PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル」の発売が決定した。
主な登場人物
風海純也(かざみ じゅんや)※名前変更可能
シリーズの主人公でプレイヤーの分身。警察史編纂室所属の若き警部補。キャリア組のエリートとして警視庁捜査一課に配属されていたが、最初に担当した事件の直後になぜか編纂室へと左遷される。奇妙な事件に対し科学的な視点とオカルト的な視点の両方から考える柔軟な視点を持つ。
小暮宗一郎(こぐれ そういちろう)
風海が捜査した事件を担当する所轄署の刑事だったが、風海と共に編纂室に配属される。階級が巡査部長であることから自分より年下の風海を「先輩」と呼んで付き従っている。ゴツイ風貌で体格もよく、武術も嗜んでいるが、流血沙汰と怪奇現象が苦手。
なぜか魔界戦記ディスガイア3にゲスト出演している。
賀茂泉かごめ(かもいずみ かごめ)
流行り神2よりの新キャラクター。オカルトを否定し、科学を信じる女警部補。アメリカでプロファイリング技術を学んでいる。眼鏡をかけた美人だが自己中心的な上に高飛車で、人付き合いは決定的に下手。風海とはよく衝突する。
犬童蘭子(いんどう らんこ)
怪しげな大阪弁でしゃべる女警部。風海たちの上司なのだがほとんど仕事らしい仕事はせず、いつも編纂室のオフィスでテレビを見るかギャンブルに勤しんでいる謎の人物。捜査に行き詰った風海にさりげなくアドバイスを出すなどオカルトに博識な面を見せることもある。
霧崎水明(きりさき すいめい)
東京都内の「須未乃大学(すみのだいがく)」にて民俗学の講師を務める男。オカルトや都市伝説に詳しい。風海とは幼い頃から兄弟同然に育った為、兄のような存在。流行り神2では前作に比べると容貌が父に似てよりワイルドになった。
式部人見(しきぶ ひとみ)
鴨根大学付属病院で監察医を勤めながら、大学では法医学を教えている美人監察医。霧崎とは大学時代からの友人だが、オカルトには否定的で議論になることも。
間宮ゆうか(まみや ゆうか)
霧崎が講師を務める大学の学生で自称「オカルトジャーナリスト」。髪型はショートカットだったが、流行り神2で更に短いボーイッシュな髪型となった。
道明寺秋彦(どうみょうじ あきひこ)
とある事件で風海たちの前に現れた軽薄な感じのする自称刑事。その時は捜査1課所属で小暮とは警察学校の同期と名乗っていたが、実際にはそのような人物は存在しなかった。その後もたびたび風海たちに接触しては、事件の重要証拠や部外秘の捜査情報を編纂室にもたらしてくる。その正体や目的は不明。
各話の物語・登場人物
流行り神 警視庁怪異事件ファイル
第零話 チェーンメール
警視庁地下のとある一室。暇を持て余していた主人公(風海純也)の元に、一通のチェーンメールが届いた。「連続殺人犯を目撃した――。このメールを受け取ったら電話番号を書いて送って欲しい。無理なら、3日以内に10人に送って欲しい。」あからさまに怪しいメール。しかし、正義感か好奇心か――主人公はそのメールに応える。するとその後、差出人だという女性から、連絡が入る。その女性は主人公に、犯人の名前を教える。その名前は「はっとりえりさ」だった。
川原ミユキ(かわはら みゆき)
国民的人気の歌手。都内の連続殺人事件の目撃者。本名は「服部えりさ」。小暮宗一郎の憧れの人。
林奈緒(はやし なお)
都内の連続殺人事件のもう一人の目撃者。冷たい感じの女性。しかし、殺人鬼を止めたいと強く願う。
はっとりえりさ
今回の連続殺人事件の犯人。川原ミユキの本名と同じ名前だが、関連性は不明。
第一話 コックリさん
私立花峯高校で連続自殺事件が発生。警視庁捜査一課に配属された新人刑事の風見純也にとってはじめて担当する事件となる。純也は所轄署の刑事小暮宗一郎と組んで捜査に当たることになる。純也たちはコックリさんに用いる紙(ウイジャ盤)を燃やそうとしている女子生徒を目撃する。純也と小暮が警察史編纂室に配属されるきっかけとなった事件。
佐々木則行(ささき のりゆき)
捜査一課課長で純也の直属の上司。現場叩き上げのノンキャリア組でキャリア組の純也を目の仇にしている。階級は警視正。
堀川麻里(ほりかわ まり)
私立花峯高校の3年生の女子生徒。
神山由佳(かみやま ゆか)
私立花峯高校の3年生の女子生徒。
山野恵子(やまの けいこ)
私立花峯高校の3年生の女子生徒。ウイジャ盤を燃やそうとしていた。
長谷部成美(はせべ なるみ)
私立花峯高校の3年生の女子生徒。1人目の自殺者。
伊藤香織(いとう かおり)
私立花峯高校の3年生の女子生徒。2人目の自殺者。
野沢翔太(のざわ しょうた)
私立花峯高校の3年生の男子生徒。崎田美佐の幼なじみ。
崎田美佐(さきた みさ)
2年前に交通事故で死亡した生徒。
長峯新太郎(ながみね しんたろう)
私立花峯高校の校長。
第二話 鬼
風海純也と小暮宗一郎が警察史編纂室勤務となった翌日、謎の男から電話がかかってくる。児童の誘拐が発生し、捜査に参加するようにいう。純也たちは児童の自宅に向かうが部外者として追い出されるが、道明寺と名乗る刑事に声をかけられ、事件の話を聞く。目撃者によると鬼が児童を連れ去ったと言う。道明寺に頼まれ、純也たちは誘拐事件を独自に捜査することになる。
印南政義(いんなみ まさよし)
捜査一課の刑事で誘拐事件の現場指揮官。階級は警視。
斉藤祐介
誘拐された児童。小学2年生。母親と二人で暮らしている。
斉藤由香利
祐介の母親。
小林亮(こばやし りょう)
鬼を目撃したと証言する少年。
安西聡子(あんざい さとこ)
斉藤家の隣人。趣味はガーデニング。
雪村恭子(ゆきむら きょうこ)
安西聡子の義理の妹。産婦人科医院の副院長だった。
松浦教授(まつうらきょうじゅ)
観察医。式部人見の勤務先の大学病院の教授。変わり者で催眠の研究なども行なっている。目撃者に催眠術を施し、証言を引き出す。
最終話 名前の無い駅
風見純也は病院のベッドの上で目を覚ます。病室に集まった小暮達から病院の前で倒れていたことを聞く。純也はゆうかと一緒に「名前の無い駅」に行っていたことを思い出すが、ゆうかが行方不明になっていることを聞かされる。純也は小暮、水明、人見と共にゆうかを探しに名前の無い駅に向かう。
謎の男
名前の無い駅から続く通路の先にある施設で犬堂蘭子と共に純也たちの前に現れる。ある組織に属している。
流行り神 the Movie
『流行り神 the Movie』(はやりがみ ザ・ムービー)は2006年8月より流行り神の公式サイトで順次配信された実写によるショートホラームービー。
各シナリオのタイトルはゲームのシナリオと共通だが、ストーリーや登場人物はゲームと異なるオリジナルとなっている。1話につき異なる2つの結末が用意されている。制作は白組。現在「流行り神2」に全話を収めた「流行り神 the Movie 恐怖DVD」として同梱されている。
第一話 「さとるくん」(2006年 8/18配信)
第二話 「チェーンメール」(10/4配信)
第三話 「こっくりさん」(11/22配信)
第四話 「悪夢」(2007年 1/10配信)
第五話 「招かざる客」(2/28配信)
第六話 「鬼」(4/18配信)
第七話 「写真の真ん中」(6/6配信)
第八話 「神隠し」(7/25配信)
小説
流行り神 警視庁怪異事件ファイル0
エンターブレイン社のファミ通文庫より2004年12月発売(ISBN 978-4757721241)。ゲームのノベライズではなく、ゲーム版に出てきたキャラクターが登場するオリジナルストーリー。ソフトバンク社のザ・プレイステーション誌に掲載されたゲームスタッフの執筆したショートストーリー3話に、ホラー作家が執筆した短編2話を加えたアンソロジー集である。以下は収録タイトルとその作者の一覧。ちなみに「虚儀式」には山下卓箸のBLLOD LINKのキャラクターがゲスト出演している。
ショートストーリー
ベッドの下の男(瀧本正至)
パッシング(瀧本正至)
死体洗いのバイト(林直孝)
書き下ろし
ケサランパサラン(蕪木統文)
虚儀式(山下卓)